2020年7月31日金曜日

20200731 放送朝礼『古代ハスのおはなし』

7月29日水曜日の放送朝礼でお話した『古代ハスのおはなし』を紹介します。



みなさんおはようございます。
先日2年生が町たんけんで国分町の国分寺に行きました。
国分寺は奈良時代に全国に作られたお寺の一つですから1000年以上の歴史があります。
1000年前は今よりもずっと大きなお寺だったそうですよ。


万町に住んでいる皆さん。
万町にも万町北遺跡という遺跡があります。
須恵器という薄くて硬い土器がこの遺跡からたくさん出てきています。
桃山大学の近くにあるいずみの国歴史館には,万町北遺跡から出たたくさんの出土品が展示されているので、見に行ってみるといいですね。(今は休館中ですが)
須恵器が盛んに作られたのは5世紀ごろの古墳時代なので1500年ぐらい前でしょうか。
黒石町や三林町にも1500年ほど前の古墳が残っています。
それより前となると米作りが大陸から日本に伝わった弥生時代になりますね。
和泉市はこの弥生時代の遺跡もたくさんあります。
4年生以上の人はみんな3年生の時に勉強しましたよね。
池上曽根遺跡がそうですね。
米作りがはじめられた頃のムラのあとで、草の屋根でできた竪穴式住居に住んでいたとか、神様のお告げによってムラを治めていたとかという勉強をしたと思います。
弥生文化博物館には弥生時代から人々が暮らしの営みを積み重ねてきたことがわかる資料がたくさんあります。
行ったことのない人はぜひ行ってみてほしい場所です。
この弥生時代がおよそ2000年ぐらい前のことです。

実は、この南池田小学校にも2000年前のものがあるのです。
何だかわかりますか。

実はこれ


ハスです。
みんながパイナップル島と呼んでいる築山に鉢を埋めて育てています。
このハスは、2000年前の弥生時代の古い地層から見つかった古代のハスのタネから育てられたものなのです。
昭和26年に、理学博士の大賀一郎という博士が、千葉にある農場の2000年前の地層から、3粒のハスのタネを発見し、栽培したところ、なんとそのうちの1粒が開花しました。
その花からそだったハスのかぶを南池田小学校にも分けていただいたというわけです。
池上曽根遺跡でも育てて、2000年前の弥生の風景を甦らせようという計画もあるそうですよ。
もうずいぶん大きくなってきたので、花もまもなく咲くことでしょう。
ピンク色のきれいな花が咲くそうです。
花が咲いたら、2000年前のハスが現代によみがえって咲いた幻の花なのだなぁと思って見てもらえると嬉しいです。
 さて、1学期もあと1週間余りです。
 もうすぐ梅雨もあけて本格的に暑くなってくることでしょう。
 健康と安全に気をつけて、夏休みを無事に迎えることができるよう気をつけましょう。
 新型コロナもまた増えてきています。
 マスクをすること、人との距離をとること、石けんでしっかり手洗いをすること、部屋を閉め切らないことを互いに声かけあって守ってくださいね。
 もう一つ、4連休の前にお話したよい挨拶の三つの条件、覚えていますか。
 よい挨拶は、聞こえる声で、顔を見て、自分から でしたね。
 明日から、今日の帰りから、いい挨拶を心掛けて実行してください。

 これで校長先生のお話を終わります。

…というお話でした。
週が明けたらいよいよ8月。
個人懇談会も始まります。どうぞよろしくお願いいたします。
時節柄、体調のすぐれないときは無理をせず、遠慮なく学校へご連絡ください。
教育相談などがありましたら、校長室にもどうぞお立ち寄りください。

4月24日に1・2年生と5年生が校外学習に行きました。 1・2年生は海遊館です。 5年生は堺市防災センターと大阪ガス科学館へ行きました。 なんとか天気も崩れず、楽しくすごすことができました。