今日の放送朝礼では『へいわってどんなこと?』という絵本を読みました。
これは日本と中国と韓国の絵本作家が手を取り合って、子どもたちにおくる平和絵本シリーズの1冊です。
平和週間もおりかえしなので、みんなに平和について考える機会にしてほしいと思って読みました。
絵本を読み終わった後には、
「この絵本をかいた浜田桂子さんが、日本と 中国と かん国の子どもたちに つたえたかったことは なんだと おもいますか」
と話し合う時間をとりました。
国語でも総合でも社会科でも今平和について考えている6年生は、放送朝礼が終わった後もずいぶんしっかりと「へいわってどんなこと」をテーマに話し合ってくれていたようで、教室には話し合った内容がわかるウェビングや感想を書いたカードが掲示されていました。給食の時間に、「作者が子どもたちに伝えたかったことって何だと思いましたか」と、6年生の教室に聞きに行ってみました。
「平和を当たり前だと思わないで、力を合わせて守っていってほしい…ということだと思います」
「国境を超えて世界中の人に仲良くしていってほしいということです」
「平和はみんなが仲良くすることで作れるということ」
「世界には当たり前のことが当たり前にできない国もあるので、普通に生活できることを大切に思ってほしいということです」
「武器を持たないということだけじゃなくて、人と人とのつながりも大切だということです」
いつも言うことですが、南池田小学校の子どもたちは、こんな急な問いかけにも、しっかり自分の考えを話すことができます。それは本当にすばらしいことですね。
午後には3年生の教室でも「平和ってなんだろう」というテーマで話し合っていました。
今日の放送朝礼の内容や道徳で学習したことを思い出しながら、自分たちが考える平和について話していました。
担任の先生が『伸ちゃんのさんりんしゃ』という絵本を読んでくれました。
広島の原爆資料館に行くと必ず見るあの三輪車のお話でした。
少し長いお話でしたが、読み終わると拍手が起こりました。
三輪車を宝物にしているような小さな子供までが戦争の犠牲になったのだと思うと、やはり心が痛みます。
平和週間は来週の水曜日までです。それまでしっかり平和について学んでほしいと思います。