10月3日(木)5時間目は、4・5・6年生を対象にした人権学習会でした。
講師で来られたのは、車いすアスリートの西田宗城さん。
去年のパリマラソンでは、日本人選手初の金メダル。
世界6大メジャー大会で日本人トップの成績をあげておられる車いすマラソンのトップアスリートです。今は、東京パラリンピックをめざして毎日トレーニングに励んでおられます。
平均時速30キロ。
42.195キロをおよそ1時間25分で疾走する車いすマラソン。
レーサーと呼ばれるかっこいい競技用車いすをふくめ、車いすマラソンの魅力を教えていただきました。
西田さんは和泉市出身。
信太小学校信太中学校の卒業生で、桃山学院大学に進まれました。
野球一筋に学生時代を過ごしていましたが、20歳の時に交通事故で、下半身が動かなくなったそうです。
そのことを知らされたときは、絶望で毎日泣くしかなかったそうですが、リハビリの先生の言葉で人生が大きく変わりました。
「できないことを考えるより、できることを考えなさい」
車いす生活だからできないと考えるのではなく、車いすだからこそできること、車いすでもできることはたくさんある。そうして前向きに生きていったほうが人生は楽しい。
もちろんめざす道の過程には上り坂も向かい風もあるけど、だからチャレンジし続けることができるんだ。
西田さんはそう言って、わたしたちにも「できないと決めつけてあきらめたりにげたりするのではなく、自分にできることは何かを考えてみてください」と話してくれました。